2016年10月21日金曜日

ロゼッタストーンがなんと半額!

ロゼッタストーンというのは、20年前からある定番の言語学習ソフトで、昔北米行きの飛行機に乗ると、必ずといっていいほど機内誌に宣伝があったものだ。特徴は、スタンドアローンで自学でき、他の教材を基本的に必要としないこと。

レベル的にはまったくゼロの状態から、最終的には英検でいえば3級~2級ぐらいまでの語学力を身につけることができる。

最近は「ロゼッタ・ワールド」と称して、オンラインレッスンも含めたサービスを展開しているようだけれど、ここではオリジナルのソフト(レベル5までのフルバージョン)の話をしよう。


このロゼッタストーン、数年前、私が買ったときは5万円で売られていたが、じわじわと安くなってきている。

2014年にアメリカに来たときは、セールで$200、つまり2万円強だった。現在は米Amazonでは定価レベルで$170まで落ちている。

そして今、ソースネクストが販売しているダウンロード版のロゼッタストーンが23日まで13,796円!英語も含めて全24言語、すべてこの値段らしい。

こういったコンテンツは一度作ってしまえば、後は売れば売るほど儲かるので、時間が経つほど安くなっていくのは当然の話だ。



ちなみに、使い勝手はどうかというと、これだけで新しい言語をゼロから学ぶためにはかなりの忍耐力を要求する。

我が家で使っているのはフランス語版で、親子で挑戦中だ。

親子といっても、私はレベル2の途中でちょっと休憩中(^^; 完全になおに抜かれてしまった。なおは、私を追い越してしまったので、今は復習に時間を使っている。

毎日5分ぐらいしかしないので、実のところ、何か意味があるのか最近悩んでいるほど。

本当は、私がもっと先に進んで、なおに発破をかけるか、別の起爆剤を用意して、密度の高い学習をしないと、新しい言語は身に付かないのでは、と思わないこともない。



なおの様子を見ていて感じるのは、本来、大人を想定して開発されたこのソフトを十分に使いこなすには、だいたい10歳ぐらいにならないと難しいのではないか、ということ。

ソフトの設定で、なおは話す・聞く・読むだけで、書くレッスンはスキップするようにしているが、それでも大変そうだ。

レベル1ならまだいいのだが、レベル2になってくると、かなり長い文章をリピートしなくてはならなかったりする。これが小学校低学年だと厳しい。

発音に関しても、「子どもは発音の天才」などと言われることもあるが、すくなくともなおを見ている限りでは、ぱっと聞いた外国語を真似して繰り返すというのは低学年の頃はかなり難しそうだった。

ようやく最近、私と同じ水準でリピートができるようになってきた。



また、出来が良いとはいっても所詮はソフトなので、発話の聞き取りの精度には限界がある。こちらがいくら上手く発音できていると思っても、どうしても認識してもらえないことも。もちろん、フランス人が回りにいないので、発音を矯正してもらうこともできない。

そのあたり、妥協して学習できないといけないので、そういう意味でも子ども向けではない。



学習者をかなり選ぶものの、やる気のある大人がまったく新しい言語をゼロから習得しよう、という際には、非常に有力な教材だと思う。

私自身、なんとか続けてロゼッタストーンだけでどこまでいけるのか試してみなければ。

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