2010年8月30日月曜日

iPad、(旧型)Kindle、「自炊」の話

なおとなおままは今日から幼稚園の夏季登園ということで、日曜日の午後に戻ったのだけれど、私は仕事が長引いたせいで一泊実家に延長して泊まっている(仕事とはいえ、実家に泊まるとこのあたりとても便利だ)。

こちらでは従兄弟の3姉妹'sに囲まれて、なおは大暴れ。とにかく末っ子気質で甘えん坊のなおにとって、優しく遊んでくれるお姉ちゃんたちとの生活は最高だったに違いない。

今までしっかりブログでレポートはしていなかったけれど、実は(旧型)KindleDXを3ヶ月ほど前に購入して使っている。iPadもしっかり買ったし、なおままは趣味でKindle2を使っているので、我が家には電子書籍デバイスが3つもあることになる。

ちなみに、どれも親子英語に使っているのではなく、私が仕事で資料を読むために買ったり、なおままが趣味の読書のために買ったりしたものだ。旅行時にビデオを見せるのにiPadを使ったが、これは例外。

我が家は、帰省以外は旅行もせず、この手のデバイスに可処分所得をつぎ込む超インドア派(^^;

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Kindleの購入動機は、仕事関係の洋書を読むためだったが、これが非常肩透かしの結果になった。

Amazon.comのKindle用書籍の販売では、どの国からアクセスしているか、という地理情報が把握されていて、アカウントの住所をどの国にしていても、日本からのアクセスの場合アジア向けに許可されている電子本しか買うことができない。

これが結構致命的で、日本から使う場合、たとえ英語でも購入できる電子書籍は非常に限られてしまう。いちいち、日本から買えるかどうか確認することになるため、嫌気が差して、もう検索しなくなってしまった。

たとえば、ついこの前紙版を購入した"BabyTalk"もこんな感じで、買うことができない

ということで、著作権フリーの書籍を読むか、自分で本を裁断・スキャンして電子化した本を読むことになる。

iPadのiBooksの方はまだ本格的に試していないのだが、地域による縛りがないとうれしい。

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いわゆる「自炊」、すなわち自分の本を裁断・スキャンしたPDFファイルを読む場合でのiPadとKindleDXの比較をした場合、一長一短で難しい。

読書端末としてみた場合、iPadはとにかく重い。この重さに耐えられないとiPadは使えない。一方、スクロールは非常にスムーズなので、たとえばA4ぐらいの大き目の書類をスキャンしたデータでも、横にして持ってスクロールさせて読むことができる。

KindleDXの場合、iPadと比べて実重量以上に軽く感じ、白黒オンリーとは言え画面も反射がなく見やすい。ただし、ページめくりが圧倒的に時間がかかる。横にすることはできるが、スクロールが遅いので現実的ではない。ゆっくりじっくり読んでページをめくるような本の場合には快適なのだが、ぱらぱらとページをめくりながら必要な場所を探す用途には向かない。

文庫本を裁断・スキャンした本をゆっくり読む場合にはKindleDX、仕事で使う資料の場合にはiPad、とどうしても得意分野が分かれてしまうのがつらい。

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裁断・スキャンに関しては私は恵まれた環境にいて、裁断機とScanSnapをほぼいつでも使える状況にあるから、自分でやってしまっている。

ただし、スキャンしたデータのコントラストの調整などにこり始めるときりがない。「読めればよい」と割り切って、最低限の修正だけしていく。

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さて、ここまでは親子英語の親の部分だけだが、じゃあ子どもの読む洋書のためのデバイスとして考えたらどうだろうか。

ページめくりの速度、カラーへの対応という意味では、iPadしかないだろうと思う。今はまだ数が限られているが、絵本+朗読データのアプリが増えていったら、幼児英語教育の必需品!ということになるかもしれない。すでに朗読音声が存在する、CD付書籍をアプリにするのは最低限の労力しかいらないはず。

一方、チャプターブックまで進んだら、次はKindleの方が適しているかもしれない。もともと挿絵もモノクロだし、Kindleなら子どもにも軽くて持ちやすい。いつかは購入しようと思っている"My Father's Dragon"や"Magic Tree House"もしっかりKindle版がある。しかも、日本からも買える。児童書は地域の縛りが少ないのだろうか。

数を読もう、ということになると、本の購入代金に加えて保管場所も大きな問題になる。電子書籍なら、その問題は解決する。

いずれにせよ、数年後の話だ。それまでにはデバイスもさらに進化するだろうし、手に入る書籍の種類、音声の有無なんかも変わってくると思う。

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2 件のコメント:

sa-chi21 さんのコメント...

わー(⌒▽⌒)なおパパさん!まるで私のために書いてくれたかのような内容♬(⇦単なる思い込みっ(⌒-⌒; )

タイムリーすぎて感謝です。
私もMagic Tree House をKindleでいつかっなんておもいながらみてました。

こどもがうまく多読に走れば子供専用Kindleもありだなとおもってます。もちろんそれはwifi only で。
でもほんと、あと二年位先かも!その時にはさらに進化してそうですよね。

じっくりページを読み込むタイプなら自炊PDFもギリギリ実用なんですね!もう、資格系のテキスト問題集がわんさかありすぎて、少しずつ自炊して、iPhoneにいれていってるんですが、とにかく、小さい(⌒-⌒; )

黒Kindleには隙間勉強と私の多読に期待がかかります!

なおぱぱ さんのコメント...

黒Kindleを買われる、ということなので、この記事はsa-chi21さん向けです!

Kindleを活用した親子英語、小学生中学年ぐらいからは、もう当然になっているかもしれません!

電子書籍として購入すると、読みやすさが全然違うし、英英辞書機能も使えるので、早く地域制限などなくなって欲しいものです。